中日新聞の佐野さん。
とても気さくな方で緊張せず取材をしていただいたのですが、掲載された記事は、とても心に沁み入るものでした。
今までも新聞に何回か掲載していただいたことがあるのですが、私の作品はどちらかというと、アートというよりはクラフトに近い位置づけで紹介していただくことが多く、それに疑問を持たないで活動をしていました。
たかが紙。されど紙。
わたしが手を加えたことで、捨てられて当たり前のトイレットペーパー芯が、モチーフになりました。
そのことはたいして特別なことでもなく、わたしの中では自然な創作でした。
でも、そこに可能性がある、ということを気づかせてくださったのは、個展会場に足を運んでくださった方々のお言葉でした。
そうかあ、もっと生かしてやらないとだめなんだ。もっと生かしてやることができるんだ、と思ったとき、ちゃんとアートとして認めてもらえるような作品にしてやらなければと思いました。
そんな気持ちの中、初めてギャラリーを個人で借り、そこで制約がないなかで、自分が思うまま開催した個展を、このように表現していただいたこと、その新聞の見出しに、大げさですが感無量であるとともに、やっとスタート位置に立てた、と思ったのです。
こうやって少しずつでも、トイレットペーパー芯リサイクルアート(toilet paper tube recycle art) yamadaucaとしての活動を知っていただけるよう、頑張って行きたいと思います。